2011年12月22日木曜日

NetWalkerのJpegViewerを更新

NetWalkerのUpdateもあったので、このブログもひさしぶりに更新。

JpegViewerは安定して使えていたけど、以前から欲しかった削除機能も追加してみた。
削除機能は、大事なファイルを間違って消してしまうと問題なので、ためらっていましたが、
画像を整理するときにあると便利なので追加しました。
ただ、設定ファイルにRemove=Enableを追加しないと機能は動作しないようにしました。
削除前にダイアログも出すようにしたので、間違えて消してしまうことはなかなかないと思います。
でも使うときは注意が必要ですね。

最近、タブレット型のWindowsPCも人気なようですが、Windowsタブレットなら、pythonもwxPythonも普通に動くでしょうから、このJpegViewerは使えるのではないかな。ちょっと試してみたいこのごろです。

2011年5月31日火曜日

NetWalkerと携帯電話でファイルをやりとり

携帯電話815SHにmicroSDカードをいれて、カードリーダーモードにすると、USB経由でファイルをやりとりできますね。WindowsのPCではあたりまえに使っている機能でしたが、ふとNetWalkerでも携帯電話とデータをやりとりできるのだろうかと思い、USB端子につなげてみました。あっさりと認識して、マウントされたようです。これで携帯電話で撮った写真をNetWalkerに送ることもできそうです。


5月も終わりに近づき、NetWalker PC-T1にもアップデートがありました。ちゃんとかどうかわかりませんが、サポートされているようで安心です。次の機種が出ないかとちょっと期待します。

JpegViewerは、ちょこちょこ不具合を修正しています。PC-T1にはキーボードがないので、キーボードまわりの不具合は見つけにくいですね。

2011年5月24日火曜日

NetWalkerで電子書籍、ついでにJpegViewer

NetWalker PC-T1には電子書籍ビューアが付属していますが、付属の書籍とテキストファイルを読む程度にしか利用していませんでした。NetWalkerライブラリーで電子書籍が購入できるようですが、端末に紐付いていると思うとなかなか購入する気分になりません。端末が壊れたらどうなるのでしょうね。一方、電子書籍を販売しているところはいくつかあるようで、パピレスというサイトで購入してみました。xmdf形式の書籍を選んで購入し、NetWalkerにUSBメモリで送りました。電子書籍ビューアでそのファイルを開くと、普通に読むことができました。このようなところに読みたい電子書籍があれば購入してみようかなという気分になりますね。

話は変わって、JpegViewerに周辺部をちょっと削る機能をつけてみました。スキャン画像に余白があるときに、狭い画面を有効活用するために、その部分を無視して表示するためのものです。デフォルトのコマンドストロークが長いのでちょっと使いにくいかも。よいストロークが思いついたら、変更しようと思います。キーボードがあれば、+/-キーで余白分を増減できるようにしてあります。

2011年4月29日金曜日

子供乗せ自転車

ひさしぶりの自転車の話題。
しばらく通勤にしか使っていませんでしたが、子供乗せ自転車を購入して、休日に自転車散歩を楽しめるようになりました。ブリジストンのアンジェリーノミニですが、子供も気に入って乗ってくれています。ヘルメットはいやがるかと思っていたら、自分から催促してきます。かぶれば自転車でお出かけできると思うのでしょうか。買い物ついでに、近所を走って、ちょっととまって景色を眺めることができる自転車はやっぱり便利でした。
アンジェリーノミニは、車輪は22インチですが、ホイールベースが長いので、最初見たときは「長い!」という印象です。乗ってみると、子供を乗せていても安定していますね。段差で、スタンドが揺れやすい気がしますが、子供を乗せているので、激しく揺れるような乗り方はしませんので問題なさそうです。子供と一緒にのんびりゆったり走るのが楽しい自転車です。

2011年4月26日火曜日

NetWalker PC-T1 外出先でのスクリプト修正

ゴールデンウィークが近づいて、カレンダーメモの休日ファイルが読み込めていないことに気がつきました。カレントディレクトリから読み込んでいたので、メニューに登録して使おうとすると読み込めていないようです。外出先だったので、DOMDOMでコーヒーを飲みながら、pythonスクリプトの修正をしてみました。自分で書いたものなので、すぐに修正できます。キーボードのないPC-T1なのでSoftStylusを使って編集してみました。vimエディタでスクリプトを開いて、入力していきます。修正は数分で完了しました。数行の修正なので、この程度なら十分できるようです。

初期の頃は、このくらい操作するとXウィンドウが落ちて、ログインの画面に戻ってしまっていましたが、最近は安定しているみたいです。数回のアップデートを経験して改善されたのか、それともevtouchを入れ替えたのがよかったのか分からないのですが、安心して使えるようになった気がします。気のせいでないとよいのですが。

2011年4月14日木曜日

NetWalker PC-T1の使用感

シャープから発売されているNetWalker PC-T1を入手して利用しています。これは2010年5月に発売されましたが、そろそろ1年ほどになるので使用感などを書いておこうと思います。キーボード付きのPC-Z1は、2009年9月に発売されています。

操作について
PC-T1は、キーボードがなくなったため、タッチパネルでの操作が主となるでしょう。BluetoothやUSBで外付けのキーボードが使えますが、そのような環境ではノートパソコンやデスクトップパソコンが使えるのではないでしょうか。個人的にはPC-T1単体で利用できる用途に用いるのがストレスなく使えるのではないかと考えています。PC-Z1同様にオプティカルポインタがついていますが、こちらはカーソルだけを移動したいときに利用しています。
ソフトウェアが、Ubuntuのものなので、物理的なキーがほしい場合があり、そのようなときの操作にはひと手間かかります。たとえば、ウィンドウが画面からはみ出してしまい場所をずらしたいときに、Altキーを押しながら操作するのですが、Altキーを押した状態にするには、クリックボタンの設定を変更しておく必要があります。Ctrlキーを押した状態にするのも同様です。
キー入力は、SoftStylusというソフトウェアキーボードで行います。フルキーボードを親指で入力できるような大きさで使うと、画面のけっこうな領域を塞いでしまうことになります。小さめに表示して、スタイラスでつつくとよいようです。
ただ、端末からコマンドを入力したりしたいときに、スタイラスでつつくより両親指で入力したくなります。PC-T1には、matchbox-keyboardがインストールされています。これはレイアウトが変更できますので、親指入力できるサイズにしても画面の3/5くらいは隠れないで表示できます。エディタとしてgvimを利用すると、カーソルキーがすべて表示されていなくてもhjklキーでカーソル移動ができますので、プログラムのちょっとした修正ならできました。
とはいってもソフトウェアキーボードでの入力は(SoftStylus,MatchboxKeyboardのどちらでも)、ときどきXウィンドウを落としてしまうようで、入力したものがなくなってしまうことがありました。ほかの方のブログをみると、niceの設定で安定するという話もありますが、試していません。このようなわけで、長い文章を書いたり、プログラムを作ったりといったことはPC-T1単体では厳しいのではないかと思います。
外付けキーボードとしては、IO-DATAのCPKB/BTを用意しました。TABやALTも、キーに刻印はされていませんでしたがFNキーとのコンビネーションで入力することができています。SoftBank SELECTIONのSB-KB02-CPKB/BTにはちゃんと刻印がなされているようです。

バッテリーについて
PC-T1は、バッテリーが交換できるようになっています。型番はEA-BL14というものらしいです。空っぽになるまでどのくらい使えるかなどは、使い方によるのでしょうね。私は、最後まで試したことがありません。長距離バスの中で、DVDの映画を一本観ることは十分できました。アダプターに接続されていないと、ソフトウェアアップデートができません。アップデート中に電力不足になると困るので、このときは、付属のACアダプターを利用しています。それ以外では、Logitecのハードディスク・リーダ・ライタLHR-DS01U2に付属のUSBハブを通して充電しています。
携帯用の0.5AのUSB充電器ではだめでした。ただ、このUSBハブでも電流容量がぎりぎりなのか、充電しながらNetWalkerを使おうとするとバッテリーモード、ACモードに不安定に切り替わります。そのため、操作するときは、このUSBハブからの充電は行わないようにしています。

重さやサイズについて
重量は、300gを切るほどで重くはないです。片手で持っていても疲れるほどでもないでしょう。大きさも5インチの液晶にみあうサイズですが、厚さは近頃のスマートフォンなどと比べてしまうととても厚い印象です。ただ、実際に使用しているときは気になりません。携帯するときには、付属のケースに納めて、ディバッグのポケットに入れています。ポケットに入れて運ぶほど小型ではありませんね。ウェストポーチなら入れて運べそうです。

液晶表示について
くっきり綺麗ですが、タッチパネルを利用するので保護シートを貼ってべたべたさわりますので汚くなります。輝度は下げて利用しています。電源管理の設定で、画面の明るさを22%にしています。解像度は1024x600です。押すべきボタンが画面の外にでてしまうことがあっても「Altキーを押しながらのウィンドウ移動」で解決できますので大丈夫です。電子書籍ビューアの文字も綺麗ですし、ウィンドウをいくつも並べるような使い方はしないので、十分な解像度だと思います。


動作速度について
スタンバイからはすばやく起動しますので、思い立ったときに起動するという使い方ができています。
Web上の評判を観ていると「もっさりしている」という評価をしばしば目にします。それを改善するための工夫をみなさんしておられる様子です。確かに、ソフトウェアの起動時など、遅いなと感じる場面に出会います。私は、ubuntuに詳しくないため、大胆な対策は施していません(gnome環境をべつのウィンドウマネージャにするというのは大胆な対策と考えています)。あまり重量級のソフトウェアを動かす気がないので、不要なサービスを停止する程度で十分のような気がします。ウィンドウマネージャはgnomeをそのまま利用しています。OpenOffice.orgなどNetWalkerにインストールされているソフトウェアを活用したいなら、不満がでる動作速度かと思います。
再起動直後に端末を起動して、topコマンドを実行したときのメモリの状態は、以下のようです。
Mem total 482312k
Mem used 275344k
Mem free 206968k
Mem buffers 13872k
Swap cached 121876k


動画ビューアとして
あまり動画ビューアとしての利用はしていませんが、手持ちのDVDを活用研究を参考にしてHandBrakeで640x324pxで変換したものはスムーズに再生されました。ちなみにプリセットはiPhone&iPod Touchで、品質50%の指定をしました。YouTubeの動画は、YouTube XLにアクセスしてみることができましたが、ネットワークにつないで長々とみることはないでしょう。

画像ビューアとして
最初からインストールされているソフトウェアでも十分みることができますが、zip圧縮してアルバムにしたもののためにcomixを使っていました。写真の送り、戻しの操作が光学ポインタでは難しかったので、ビューアは自作して使用しています。自分で書いたものなので、できることとできないことを把握できているため、便利に利用できています。

文章ビューアとして
デフォルトで電子書籍ビューアがインストールされており、いくつか書籍もついてきます。ちょっと読んでみたところ、非常にきれいでとてもよいです。
テキストファイルは、シフトjisのものを開くことができました。起動して「開く」のボタンは紛らわしく、ファイルに保存されているものを開くときには、書庫メニューの「開く」から行います。ここで開く度に書庫に登録されるので何度も開くような文書を読むのにはよいですが、ちょっとしたメモを読むものとしては適していないと思います。今のところ、gvimをインストールしてテキストファイルを開いています。もっと便利なものを導入したいと思っていますが、現在はそのままです。最初からインストールされているgeditは起動が遅く、ちょっとしたテキストファイルを閲覧するためには、不適切かと感じました。最近、カレンダーメモのpythonスクリプトを書いたので、ちょっとしたメモはそちらを使おうと思います。
PDFの閲覧には、付属のドキュメントビューアを利用しています。NetWalkerのマニュアルのような大きなファイルは、ページをジャンプしたときの表示が追いつかずのんびり待つ必要があります。小さめのPDFファイルならよさそうです。Windowsパソコンで作成したパワーポイントのプレゼンテーションをPDFにしてNetWalkerに送り、移動時間に練習することができました。

音楽プレーヤーとして
Listen Music Playerをインストールして利用しています。MP3ファイルを再生させていますが、音質に疎いので、そのあたりの評価はできません。十分に聴けます。ただ、音楽聴くだけなら専用のメモリプレーヤーのほうが使い勝手はよいでしょうね。音楽を聴くだけのために余分なな電力を使っている気がして、バッテリー残量が気になってきます。音楽聴きながら電子書籍ビューアで本を読むとかしてみましたが、集中するならBGMはいらないと感じてそのような使い方はしていません。

ネット端末として
無線LANで利用しています。家にいる場合は、デスクトップパソコンやノートパソコンを利用しますので、無線LANで接続してネットを見るような利用はほとんどしてません。b-mobileのドッチーカを利用しているので、外出先ではこちらで接続しようと思いますが、USB端子に刺す手間が必要なのと刺したままでないと使えないことから、オンライン状態を継続的に利用することはないでしょう。ネットウォーカーとはいっても、iPhoneなどのように常時ネットワークに接続されている状態で利用するのは得意ではないと感じています。要所要所で、ネットワークを通して情報を引き出してローカルにキャッシュしたのちに、オフラインでその情報を利用するような使い方になるのかもしれません。実際のところ、私の場合、外出先においてはオフラインでの利用ばかりです。近頃は、モバイルルーターも出回っているので、こういうものを使うともっと便利になるかもしれません。有線LANで接続するためには、LogitecのLAN-TX/U2H3Bを用いています。3ポートのUSBハブ付がついているので、それにUSBキーボード、USBマウスを接続して利用することができています。ただ、供給電力の関係があるのでUSBハブで利用できるかは、接続するキーボードやマウスに依ると思います。

現在の利用スタイル
ノートパソコンなどで調べものをして、テキストや画像、地図画像をダウンロードし、NetWalker用のメールアドレスに添付して送ってしまいます。予定の書かれたメールはそのままNetWalker用のアドレスに転送してしまいます。NetWalkerでメールを受信したら、とりあえず安心です。主に使うのは、お知らせメールを転送したり、行きたい場所の地図画像を開いたりすることです。事前に調べるので、だいたいは頭にはいっているのですが、忘れてしまったときのためにNetWalkerに転送しておくと安心なのです。以前は、メール内容などをテキストファイルにして電子辞書に転送しておいたのですが、NetWalkerでは、テキストファイルに限らず、いろんな種類のファイルを送っておけるので便利になりました。あとは、家でノートパソコンを閉じた後に、寝床でWebを眺める程度です。


まとめ
NetWalker PC-T1には、キーボードがないので、データを作成するというよりは、データビューアとして主に利用しています。

ネットワークの利用は、NetWalker自身では無線LANのみなので、ネットワークは無線LANが利用できる場所でのデータ取り込み口と割り切って、ローカルに保存したデータを閲覧するスタイルで使っています。そのため、オフラインで利用できるソフトウェアが便利です。

PythonとwxPythonを使ってのGUIのスクリプトが書けますが、Windows環境で作成して、NetWalker上で実行できます。これだと、クロスコンパイルといった環境を構築する必要はないので、気軽にプログラムが楽しめます。

Ubuntu(Linux)搭載の小型モバイル端末というシリーズは続けてもらいたいなと思います。

2011年3月25日金曜日

NetWalkerとポメラ

NetWalker PC-T1とポメラを利用していますが、あまり連携するような使い方はしていませんNetWalkerは、パソコンからデータを取り込んで、主にビューアとしての使い方をしています。一方、ポメラはパソコンとやりとりしながら文章を作成するという使い方はせずに、メモなどを記入することだけして、パソコンにデータを送った後はポメラに戻すようなことはしません。パソコンを中心に、それぞれ使っています。

そういうわけで、ポメラ(DM20)で作成したテキストデータをNetWalkerで使うことができるのか、いままで試していませんでした。ふと思い立ってポメラをNetWalkerに接続してみたところ、内蔵メモリもmicroSDカードも自動的にマウントされました。ポメラで作成したテキストはShiftJISコードになっていますが、geditで開くことで、読むことができました。個人的には、このような使い方はしないと思いますが、連携させて利用することも可能なようです。

試したNetWalker PC-T1のOSはUbuntu 9.04で、ポメラのソフトウェアはVer.1.0.1にアップデートしてあります。

2.0GBのメディアが、microSDカード
17.7MBのメディアが、本体にあるカレンダーメモの保存領域
94.3MBのメディアが、本体の保存領域

2011年3月19日土曜日

NetWalkerでカレンダーメモ

NetWalkerに、ポメラにあるようなカレンダーメモがほしいなと思い、wxPythonを使って作りました。
テキストの頭に記号をつけることで、スケジュールリストやToDoリストからざっと眺めることができます。
キーボードのついたPC-Z1だとより使いやすいかもしれませんが、PC-T1での手書き入力でもいけそうです。こちらからダウンロードできるようにしました。
Windowsで作成したので、pythonとwxPythonがインストールされていればWindowsでも動作します。


2011年3月4日金曜日

ポメラの使用感

近々NECからLifetouch noteというAndroid端末が発売されますね。テキスト入力に主眼をおいた、クラウド利用端末のようです。バッテリーによる長時間駆動とキーボードでのテキスト入力に主眼がおかれている点から、キングジムのポメラと役割がかぶりそうな機種でもあります。私は、ポメラDM20を2009年12月から1年以上使ってきましたので、そろそろ使用感を書いておきます。

個人的に感じている、他の端末と比べたときの魅力は、乾電池駆動でテキスト入力ができることだと思います。最近バッテリーでそこそこ長時間駆動できるものもあるようですが、バッテリーだと当たり前ですが充電しないといけないのですね。毎日、そのような端末を利用している人は、よいのでしょうけど、数日あけて使おうと思ったときに充電し忘れていると使えないわけです。乾電池駆動ならば、電池をいれればすぐに使えるようになります。乾電池駆動に魅力を感じるのは、使用頻度が関係してくるということでしょうね。

そのような使用頻度のポメラを、なにに利用しているかというと、まさにメモです。パソコンなどの作業操作ログの作成には便利です。作業しているパソコンでメモしてもよいのですが、テキストエディタのウィンドウに切り替えたりするのが面倒です。ダイアログのメッセージなどをメモするときにも、それを閉じずにメモすることができます。他に、議事録や会議のメモ作成に利用しています。半日かかるほどの会議のメモをパソコンでやろうとすると、電源がほしくなります。電源をつながずにやったときは、自動的にスリープ状態にはいる設定にしていたため、メモを書き込もうとするたびに、復帰する必要があり数秒待ったりしてしまいます。ポメラだとそのようなことはありません。ディスプレイは消えますが、一瞬で入力可能な状態になります。このようにちょっと複雑な作業をするときや、会議などのときにメモをすることに利用しています。毎日使用するというわけではないので、使用したいときにすぐに使える乾電池駆動のデバイスは便利です。充電の管理に気を回す必要もないのですごく気楽です。ポメラを使っていて一番よいと思ったのがこの点です。

次に、ポメラの特徴である折りたたみのキーボードについてです。ポメラは、収納するときのサイズがコンパクトになるように折りたたみのキーボードになっていますが、開閉機構があるため華奢な印象を受けます。購入前は心配でしたが、実際使ってみるとそれほど気になりません。慣れで、スッと開いて打ち始めることができます。キーボードの打鍵感は、こだわりがないので評価できませんが、タッチタイピングも十分に可能なものです。一点、右手の親指でスペースキーを押すのがやりづらかった印象でしたが、現在は問題なくできているので、慣れで解決してしまったようです。キーバインドの設定で、CAPSとCTRLキーを入れ替えることができるため、CTRL+Cなどのコンビネーションも慣れた感じで入力できました。

普段はディバッグに入れて持ち運んでいます。会議のときは、手に持っていきます。コンパクトなノートパソコン程度であっても問題ない使い方ですが、他の資料も手に持っているときは軽いポメラは楽です。

最近、キーボードと液晶を閉じた状態で、65cmほどの高さの机上から落としてしまいました。キーボードの開閉機構などの損傷を心配しましたが、無事でした。落ち方もよかったのでしょうが、自分が思っていたより丈夫だったようです。

使っていると、ほしいなという機能もでてきます。
一つは、カレンダーメモをSDカードにバックアップする機能です。カレンダーメモは、本体メモリに書かれるので、下手をすると消えてしまう可能性があります。外付けのSDカードにバックアップできるとよいと思います。DM5では外付けSDカードに記録されるようになったようです。

次に、PCとの接続用のクレイドルがほしくなります。データをPCに送るときに、USBケーブルをいちいち挿すのは面倒なのです。ポメラを置くだけでつながるクレイドルがあると便利だと思います。

たぶん要望が多いと思うけど、ATOKまわりは改善してほしいですね。変換候補にない単語にしばしば出会います。あわせて、ユーザー辞書の管理をパソコンででも行えるようにしてほしいです。テキストファイルからのインポートができると便利でしょうね。

あとショートカットキーにファイルを割り当てる機能があると、複数ファイル間で参照しながら書くときに便利でしょうね。

使用感のまとめ
○乾電池駆動なので、とっても気楽です。
○すぐに起動しテキスト入力ができます。
○長時間間欠的に入力が必要になる場合に便利です。
○キーボードの開閉機構は、しっかりしていてけっこう丈夫です。
○タッチタイピングも十分できます。
○キーバインドの変更でCTRLキーのコンビネーションも違和感がありません。
○漢字変換は、あまりよくありません。

ポメラの次のバージョンがいつでるのか楽しみですが、乾電池駆動でキーボードによるテキストが入力できるデバイスという立場は、そのままでいてほしいです。

2011年2月9日水曜日

NetWalker PC-T1スタイラスペンで右クリック

NetWalkerのフォーラムで、スタイラスペンでの右クリックできるかという質問があがってました。読んでみると、設定ファイルをいじることで可能になるということです。ただし、タッチパネルのドライバevtouchには、その設定をするとドラッグができなくなるバグがあり修正パッチをあてないといけないということです。

PC-T1用のドライバのバージョンは、
$ dpkg  -s  xserver-xorg-input-evtouch
として確認したところ、0.8.8-29-tsm5ということらしいです。
http://gr.archive.canonical.com/dists/jaunty-sendai/public/binary-armel/Packages
にも記載があります。ドラッグができなくなるバグの修正パッチより新しいので、もしかして設定ファイルの変更のみで大丈夫かもしれないと、試して見たところ、残念ながらドラッグができなくなりました。

設定ファイル50-Sharp.fdiは、/usr/share/hal/fdi/policy/20thirdparty/
にありましたが、こちらのページを参考にして、/etc/hal/fdi/policyにコピーして修正を加えました。
50-Sharp.fdiの中は、フォーラムにあるとおりにしています。

ドラッグができなくなってしまったので、とりあえず
/etc/hal/fdi/policy/50-Sharp.fdi
をホームフォルダに移動してもとにもどしました。

コンパイルしなおさないといけないようですので、ソースファイルを手に入れます。
ここにevtouchのソースファイルやdebパッケージがあるようす。

wgetで、以下3つのファイルを取得しました。
xf86-input-evtouch_0.8.8.orig.tar.gz
xf86-input-evtouch_0.8.8-29-tsm5.tar.gz
xf86-input-evtouch_0.8.8-29-tsm5.dsc

例のごとく、ソースファイルを展開します。
$ dpkg-source -x  xf86-input-evtouch_0.8.8-29-tsm5.dsc

まずは、環境が整っているか確認のために、ビルドしてみました。
$ cd  xf86-input-evtouch_0.8.8-29
で、展開されてできたフォルダに移動したのち、
$ dpkg-buildpackage -rfakeroot
とします。やはり足りないパッケージがあったりして、止まります。

私の現在の環境では、
xserver-xorg-dev
libgconf2-dev
quilt
uudecode
がなく、そのつど止まりました。
uudecodeは、sharutilsというパッケージにあるようです。
足りないパッケージをapt-getでインストールしていき、無事完了しました。

これをインストールしても、現状と変わらないので、例の修正パッチをあてようと思ったのですが、パッチのあてかたがわかりません。フォーラムで紹介されているパッチファイルを眺めるとちょっとした修正なので、ソースファイルを直接エディタで修正してしまいました。

修正ののち、ビルドを試みると、その途中で過去のパッチを削除したり当てたりと複雑な手続きをしているらしく、ソースファイルを修正したことが影響して手続きが止まってしまうようです。パッケージに含まれるパッチにない修正が加わったということで、問題なのだろうことは想像できます。

パッケージのビルドが無理なら、ドライバファイルだけでもできればいいということで、
$ ./configure
として、
$ make
とやったところ、evtouch_drv.soが.lib/に出来上がりました。
 
ソースファイル修正のあとに、dpkg-buildpackageを行いビルドを試みて失敗しているので、一部のパッチが削除されているのではないかと不安になり、やりなおしました。

新しいevtouch_drv.soが手に入りました。このあとどうすればよいのかわかりません。ここをみて、単純にコピーすればよいのかと考え、
/usr/lib/xorg/modules/input
の中にevtouch_drv.soがあることを確認して、それをコピーしてバックアップしたのちに、新しいevtouch_drv.soを上書きしました。makeしたフォルダの中で、
$ sudo cp .lib/evtouch_drv.so /usr/lib/xorg/modules/input
を行っただけです。

さらに長押しで右クリックの動作ができるようにした設定ファイル50-Sharp.fdiを/etc/hal/fdi/policyにコピーしました。再起動したところ、(再起動させずに反映させる方法をしらないので)無事に、長押しで右クリックもでき、ドラッグも行えました。

ソースに手を加えたうえで、パッケージにできる方がいらっしゃると皆さんが簡単に利用できるようになりますね。

2011/02/11 追記
その後、NetWalkerユーザーフォーラムで、ztoさんがタッチの開始が遅くなる不具合などを改善したものをパッケージ化してくれたので、そちらを利用させてもらっています。

2011年1月6日木曜日

NetWalkerでウルティマ4

今度は、NetWalker上でdebianのxu4をビルドしてみました。
xu4、ultima4-data、ultima4-graphics-upgradeのlenny用のソースをwgetでダウンロードしたのちに、
拡張子が.dscのファイルをdpkg-source -xで展開します。
それぞれのディレクトリに移動して、

$ dpkg-buildpackage -r fakeroot
をします。途中、必要なライブラリがないということで、止まりましたが、
すべてapt-getでインストールできましたので、あっさりdebパッケージが作成されました。
 3つのdebのパッケージが作られるので、xu4からインストールしました。
xu4は強制的にインストールしました。
$ dpkg -i --force-depends xu4_1.0beta3+cvs20100811-2_armel.deb
次にultima4-dataをインストールします。xu4がインストールされていれば、依存関係は満たすようです。
$ dpkg -i ultima4-data_1.01-10_all.deb
最後に、グラフィックス改善パッケージをインストールしました。
$ dpkg -i ultima4-graphics-upgrade_1.3-8_all.deb
$ /usr/games/ultima4
で実行できます。
BGMは、midiをtimidityで演奏するらしく、音が鳴りませんでしたが、timidityをインストールすると
綺麗にBGMが流れました。

キーボードがないと、遊びにくそうですが、このようなゲームもNetWalkerでちゃんと動くのですね。