apt install python3-wxtoolsでインストールできました。
さて、これで使えるなら問題よいのですが、しばしば 仮想環境を利用することが増えています。python3では、 すぐにvenvが利用できるようになっています。 たとえば、
mkdir myproject cd myproject python3 -m venv myenvとして、myprojectフォルダの中に、 そのプロジェクト用のmyenvという仮想環境を作って利用したりします。 その仮想環境を利用するには、
cd myproject source myenv/bin/activateとして、仮想環境のフォルダ内にあるactivateスクリプトを用いて利用できるようにします。 アクティベートするといいます。 ここで pip install numpy とすると仮想環境にnumpyがインストールされるわけです。 ある環境がアクティベートされた状態で起動されるpythonでは、 その環境にインストールされたモジュールが利用できるというわけです。 環境を戻すには、deactivateを実行します。
さて、この仮想環境へはpipを用いてモジュールをインストールします。 pip install wxPythonとしてwxPythonををpipでインストールしようとすると、 ビルドエラーが出て停止してしまいました。 こちら https://wxpython.org/blog/2017-08-17-builds-for-linux-with-pip/index.html のサイトを参考にしてインストールをしました。
"What You Need"の箇所にビルドに必要なライブラリが記載されています。 地道にひとつづつインストールしていきます。 私の環境では、
sudo apt install python-dev sudo apt install libgtk-3-dev sudo apt install libgstreamer1.0-dev sudo apt install libgstreamer-plugins-base1.0-dev sudo apt install libglu1-mesa-dev mesa-common-dev freeglut3-dev sudo apt list |grep libwebkit2gtk sudo apt install libwebkit2gtk-4.1-dev sudo apt install libjpeg-dev sudo apt install libpng-dev sudo apt install libtiff-dev sudo apt install libsdl-dev sudo apt install libnotify-dev sudo apt install libsm-devとしていきました。すでにインストールされているものもいくつかありましたが、 順番に検索エンジンを利用しながら確認していきました。 途中どれをインストールするかlistを見て確認したりもしています。あとは、"Build Steps"にあることを順番にしていくだけです。もちろん、 ファイル名はダウンロードされたものに合わせて修正します。 書いてある通りにすると無事にwheelファイルがビルドされ、 wxPythonを利用することができるようになりました。
このようにしてpython3.12でwxPython4.2.1が動きました。 ただし、現在ダウンロードされたファイルをコンパイルしたものは、 pythonを起動してimport wxのあとすぐにquit()してもセグメンテーションフォールトを起こします。 "wxpython 4.2.1 segmentation fault"で検索してみるとすでに報告はあるようです。 とりあえずは利用できるので、修正を待ちます。 ちなみに、仮想環境ではなくaptでインストールした環境ではそのようなエラーは起こっていません。
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