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2020年7月18日土曜日

MacBook late 2008 にlubuntu20.04をインストールしてみた

MacBook5.1(2008 Late OSX10.5.8)が9年ぶりくらいに電源が入った。 いろいろ試して、最終的にDVDをくわえ込んだまま眠っていたのだが、 9年ぶりに電源が入りDVDを排出した。 OSは、10.5.8 Leopardだったのだが、ブラウザを使ってみるとセキュリティの関係か、 古いブラウザでは開けないページばかりである。 ブラウザを新しいバージョンにしようとしても、10.5.8をサポートしているものは見つからない。 この古いMacBookなら、10.6のSnow Leopardにアップグレードして、 OS X El Capitan までアップグレードしていく人が多いようである。 しかしながら、わざわざアップグレードしていっても、最新ではない。 古いPCなので、軽量のLinuxディストリビューションを入れて使うのがよさそうと考えた。

軽量のLinuxディストリビューションは、いくつもあって迷うところであるが、 多くのドライバが用意されていそうなUbuntuで軽量のディストリビューションということで、 Lubuntuにした。最新は、20.04であったので、そちらのISOをダウンロードし、 Etcherという起動USBを作成するソフトウェアで、Lubuntuインストール用のUSBキーを作成した。 MacOSとのデュアルブートやrEFindについてなど、検索するといろいろでてくるが、とりあえずUSBキーで起動してみた。 もうMacOSを利用するつもりもないので、シングルブートでインストールしてみる。 USBキーで起動して、普通にインストールするだけである。 パーティションは、MacOSのパーティションを削除し、デフォルト設定でインストールした。 インストーラーはわかりやすいので、迷うところはない。

インストール直後は、wifiのドライバがインストールされていないが、 このMacBookはEtherポートがあり、それが利用できたため、ネットに接続できた。 そのあとで、lubuntuのメニューから(設定>Additional Drivers)を開くと、 ドライバが探されてwifiとnVidiaのドライバをインストールすることができた。

日本語の入力は、
sudo apt install fcitx-mozc
sudo apt install font-noto font-noto-cjk-extra font-noto-color-emoji
その後、(設定>入力メソッド)でfcitxを有効にした。
日本語を入力するときは、Ctrl+Spaceを押すとMozcに切り替わった。

タッチパッドのタップでクリックしたいので、
/etc/X11/xorg.conf.d/30-touchpad.conf
を以下の内容で作成した。

Section "InputClass"
  Identifier "touchpad"
  Driver "libinput"
  MatchIsTouchpad "on"
  Option "Tapping" "on"
EndSection
指一本タップで左クリック、 二本タップで右クリック、 二本指でスワイプするとスクロールするようになった。 スワイプでのスクロールの向きは、 (設定>LXQt settings>キーボードとマウス>Mouse and Touchpad) でNatural scrollingをトグルすると変更できた。

ウィンドウタイトルなどに使われる文字のフォントサイズは、 (設定>LXQt settings>Openbox設定マネージャー) で行った。 デスクトップアイコンのラベルの大きさは、 (設定>LXQt settings>デスクトップ) で、ラベルテキストのフォントサイズで設定した。

Lubuntu 20.04では、python3.8.2がインストールされていた。 pipやtkinterは、aptを用いてインストールした。
sudo apt install python3-pip
sudo apt install python3-tk

ついでに、pythonで起動するように.bashrcに、
alias python='python3'
alias pip='pip3'
を追記した。

OSもブラウザも最新のものが利用できるようになり、 速度的にも軽快に利用できている。 サスペンドおよびサスペンドからの復帰はできた。 しかし、ハイバネーションは機能していない。 古いPCは、軽量LinuxのLiveUSBで起動してみて、 使えそうならLinuxで利用するのもよさそうである。

2013年4月17日水曜日

MacでEPSファイルを作る

最近また必要になったので、メモとして残しておきます。
私は普段Windowsを使っているのですが、Mac OSを使っている人からEPSファイルを作るのはどうしたらよいか聞かれた。ファイルに印刷することで図をPDFファイルに出力することはできたようなのですが、LaTeXに張り込むときのBoundingBoxの調整をするのに、EPSファイルでやりたいということらしい。

PDFファイルをEPSファイルに変換するツールxpdfを使えば解決するようです。Googleでxpdf-tools-3.dmgを検索するとダウンロードページが見つかります。通常通りにパッケージをインストールするとpdftopsという変換ツールが使えるようになります。

MacOS10.5.8で試したときには/opt/local/binの中にツールがインストールされました。ターミナルから、

$ pdftops -eps filename.pdf

とすると変換できます。しかし、pdfファイルをアイコンにドロップするとEPSファイルに変換されるようなツールがほしいようです。pdftopsというツールにドロップされたファイルの処理機能を追加するだけなので、Apple Scriptで書いてみたのが以下のもの。スクリプトエディタで書いてコンパイル、保存すれば完成です。

on open itemList
    tell application "Finder"
        repeat with aItem in itemList
            do shell script "/opt/local/bin/pdftops -eps " & POSIX path of aItem
        end repeat
    end tell
end open

さて、できあがったアイコンにEPSファイルを投げ込めば、pdftopsが起動して、変換されます。複数ファイルを投げ込めば、一つ一つ変換処理します。Apple Scriptも便利ですね。自分は使わないので分かりませんが、ドックに登録しておけば、作業も楽々でしょうか。最近、Mac OS 10.8の環境に移行したということで、同じ質問を受け、同じ作業が必要になったので覚え書きしときます。

AppleスクリプトはSystem 7の頃からあるらしいですね。私は、MacOS8.6時代にちょっと使うことがありましたが、懐かしい感じです。当時はHyper Cardなんて楽しいものもありましたね。